世界が閉塞感満載な今、
経済まで低迷し不況に差しかかるって・・・・この2020年開けた時、想像すらしなかった。
そんなスピードで世界が一転することってあるのですね。
経済においては、序章はあったのかもしれないですが。
ここで私は経済のことを述べる、知識もないのでそこには触れませんが、
メイクアップの視点からいうと、
メイクアップの流行は景気にとてもリンクしていて
歴史上からも一定のサイクルで繰り返されています。
景気の良い時は太眉で赤いリップが流行り。
不景気では細いメイクとアイメイクが流行る
という不思議なサイクル。
時代をさかのぼるとバブル崩壊後のメイクは
安室ちゃんをはじめとする細眉でベージュのリップ、そして近未来的(その当時の)なアイシャドウカラーが流行りました。
さらにその前の時代、バブル時は太眉でショッキングなリップ
さらにさかのぼると、1929年 世界恐慌時 のメイクップはまさに細眉にアイメイクにポイントが。
いうなれば
ベティーちゃんメイクアップです。
ちなみにベティーちゃんは1930年代に誕生したキャラ。
その時代の女性を愛くるしくセクシーに仕上げたのです。
なぜ女性の眉は景気と連動しているのか?
これははっきりとした答えはありませんが、
メイクアップの仕上がりイメージの違いから言いますと、
太眉 = エネルギッシュ、ナチュラル、若々しい、カジュアル
細眉 = エレガント、大人っぽい、技巧的、控えめ、
などのイメージになります。
この眉のブームの流れは心理的であったり、ファッションと連動していることが要因の一つだと言えます。
実際今シーズンのファッションも少しエレガントでフラワープリントなどがトレンドになってきています。
世界恐慌時代の眉は今から見るとめちゃめちゃ細いです。
当時、娯楽というものがすべて閉鎖されてしまい、
人々は銀幕(映画)の世界に非現実を魅入だし、
華やかな女優達のファッションやメイクアップを取り入れたともいわれています。
華やいでエレガントなメイクアップで日常に取り込むことで、
鬱屈した気持ちに変化をつけたのでしょうか。。。
無意識的にでも。
今の話に戻すと、
コロナの影響でマスクが日常化している中で、
メイクアップをほぼしていない人も増えているかと思いますが・・・・
実際、
エクステのサロンは影響をあまり受けてないようです。
何故か・・・・
マスクをすることで目と眉しか出ないため、逆にそこにフォーカスされているみたい。
眉はどうか?というと
これもまたマスクをすることで、より眉の形が目立つ・・・・
で眉の描き方、処理が気になってくる女性が増えているようです。
でね、先ほどの景気とメイクアップのトレンドにリンクして言うならば、
これからは少し細い眉がトレンドになってくるとおもいます。
実際そんな傾向が先日のDIORのバックステージメイクアップでも見られました。
これ、バージョンアップしたベティーちゃん?って思うくらい・・・
Fendiのバックステージのメイクアップもそう。
細く整えられた眉毛とシックな口紅の組み合わせは
エレガントで中世のバレリーナのようなメイクアップ。
しばらく続いた太眉ナチュラルから整えられた細眉にシフトチェンジ。
経済低迷は本当に困るけれど、この景気のウェーブは自然の摂理。
落ちる時があれば上がる時がある。
今の現状をどの角度から見て切り取るか・・・
多角的に、できるだけポシティヴに、未来への活力として今ある、現状を
日常に落とし込みたいですね。
だから、
どうぞ
メイクUPという日常の優雅とも言うべき文化を
マスクをしていたって楽しんでほしいなぁ。
メイクアップは古代から進化と変化をしながら
常に人類の文化の中に根付いているものです。
5Gの登場があったとしても
時代とともに変化をし続けながら
これからもあり続けるとおもいます。
メイクアップはますます多様化し、カテゴリーも様々に分割されていく傾向には
なると思いますが、
普遍的な心理というものがあり、
そこにメイクアップトレンドはリンクしてくるものなのではないかと。
こんな時だからこそ、
アイメイクと眉にメイクアップポイントをシフトして
いち早くトレンドを楽しんでみる。
細眉の描き方は太眉とは異なります。
眉だけの個人レクチャーやアイブロウメンテナスも
アトリエで行っていますのでどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
ちょっとした、朝のメイクアップタイムを楽しく、気晴らしして。
今日1日の活力アップに。
make up is fun/ Beaauty is power
5.cinq.