5.cinq. | Make up is fun Beauty is power

May 24, 2020

ここ数年、男性メイクアップのブランドが誕生している。
もちろん、
シャネルでもメンズコスメは発売されており
BOY de chanel (ボーイドゥシャネル)は2018にすでに登場している。

多分、全体で2割の男性がメイクアップを
施しているのではないだろうか。

この傾向はしばらく続き、
男性が化粧をする割合は女性と同じくらいになるのは
化粧品業界ではもはや周知の事実。

これを読んで、えっと思われる方もいるかもですが、

歴史的に見ると男性が化粧をしていた時代の方が長く、
していない時期というのはここ100年くらい。

100年前には化粧を施すことが男性の美学やたしなみだった時代もある。

明治天皇はもちろん化粧を施しており、
調印をする際に
そのお顔を見て
欧米の大使達は驚いたという。

これは化粧をしていたことを驚くということではなく、
その化粧が日本独自のものだったため
欧米人から見ると奇異に見えたから。
(日本独自とはここでは触れると長くなるのでそれはまた別で)

さらに遡ること江戸時代。

平和の世の中が続くと化粧する男性が増えるというが、
江戸時代がまさにそう。

武家社会、歌舞伎役者、皇族の間では
白粉や紅をつけることが習慣とされていたり、
香を焚くこともたしなみであった。

さらには江戸時代後半には
庶民にもその習慣が行き渡り、
素肌が美しいことが注目されるようになり
体毛やムダ毛の処理を男性はしていたのです。

現代のメンズ脱毛と同じですね。

さらに遡り、戦国時代ですが、
荒々しい時代なの化粧していない?
かというとそうではなく、
武士の間では身だしなみとして
化粧や整髪などをしていました。
地方によって化粧の習慣のない武士を
格下に見たとも言われています。

この時代の化粧は、
戦いに敗れ打ち首になった時の
死化粧とも言われましたが、
最期まで見苦しくないようにという
武士の美学であったと言えます。

さらに覇砂羅大名が猛威をふるっていた
室町時代などは
隈取りに似た、かなりカッコ良い化粧を施して
戦いに挑んでいました。

この頃になると化粧も少し意味合いが異なってきて
奮い起こささる、化粧。
隈取りなども、動脈に沿って描いたものなので
なおさら、荒々しい仕上がりになっています。

個人的には覇砂羅な化粧は
カッコ良いと思います。

結構ファッションショーや
ミュージシャンが模したような
メイクをしているのは
斬新でかっこいいなぁと。

室町より以前になると
化粧は貴族社会のもので
白粉、お歯黒、紅、眉剃り、など
女性とほぼ同じ化粧になっていきます。

ざっと歴史を見返してみると、
時代によりその意味合いが異なりますが、
男子が化粧をしなくなったのは
明治以降の富国強兵からであり、
長い歴史の中では近年であるということ。

女性が社会に対等に活躍する時代、
男性がもっと女性と同じように化粧という
身だしなみをすることは
自然の流れであると思う。

飽和状態の女性コスメ業界から抜け出るのは
メンズ美容だと思うし、
それが若い世代ではなく、
マチュアな世代にリーチできるようなブランドが
求められるのではないだろうか。

出世も人脈も世渡りも
顔いろの良さとツヤのある
人相の良い人が得をするのは当たり前。

さらにカッコ良いとなると
説得力もます。

政治家も外見が良い人の方が支持が高くなり
説得力が増す。という事実もある。

安倍首相はお疲れモードだから本当、
側近の方がケアしてアげて欲しい。

それに比べて
大阪府知事はハードなのに
色ツヤよし。

これって生命力を感じさせますよね。

年齢とかではないと思う。

とりあえず、肌ケア、ツヤ、眉の整え、クマ隠し
ちょっと進んで、極細アイライナーですかね。

すでに10.20代のメンズはしている↑。

マチュア世代が自然に取り入れられるようになるのも
時間の問題でしょうね。

外見ではない、中身なの。
そんな時代からシフトする
過渡期のコロナ時代。

外見も中身も大事なの。
男性も女性も一緒なの。

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