5.cinq. | Make up is fun Beauty is power

June 20, 2019

先日、ジブリミュージアムに行ってきました。
フランス人ファミリーのガイドで。

フランス人が日本への興味持つ一つとして、日本のアニメを観て育っていることが
大きく関与しています。

もれなく、そのファミリーもジブリミュージアムに行ってみたいと。
ジブリの映画は結構見てたみたい。

そんなわけで、ジブリをそこまでは網羅してない私がガイド。

可愛いおとぎの国です。

ディズニーの感じとは全く違うおとぎの国。

もう少し、マニアックなのかな。

で、

そこで知った宮崎監督の映画へのこだわり。

すごい。

徹底的で、マニアック。

プロフェッショナルとは

こだわりを持って、

それを追求していくものではないか、

マニアックに、自身の こだわりを表現したり実行していくことではないかと。

宮崎監督の こだわりは半端ない。

その一つが光。

絵コンテを描く際、キャラクターと背景は描く人を変えるそうなのだが、
背景を描く人たちは何人もいるそうです。

 ”もののけ姫” はメインの舞台になったのは屋久島、青森、秋田の白神山地だったのですが

設定場所によってその設定場所の出身者に絵コンテを依頼したそうです。

何故
絵コンテを描く人の出身地までこだわったのか・・・・・・

それは

縦に長く続く日本列島は場所によって太陽の光の見え方が違います。

東京と大阪でも光の見え方は違ようです。

幼少期に育った場所の光は一生忘れない、

無意識の記憶となり脳内に残るそうです。

光を通してみる景色はその人の故郷の色となる。

その微細な光を通じてみる景色は、一瞬にして記憶の扉を開ける。

正確な光の輝きを映像に残したい。

そんな こだわり が、舞台別、出身者別にまでこだわって
絵コンテを依頼することになったという。

そのお話を聞き、私はとても感動しました。

それは

メイクの世界も一緒だから。

シャネルで化粧品開発をしていた頃、光についてかなり勉強しました。

何故なら、
シャネル 初代 メイクアップ クリエイター、ドミニク・モンクルトワ さんも、

光にこだわる人だったから。

言うまでもなく、

パリの光と日本の光は違います。

パリで見る口紅の色が日本で見ると異なって見えるのも光の違いです。

もちろん、季節でも違う。

日本だと、

春の柔らかな日差し

夏の眩しい暑い光

秋の温かなオレンジな光

冬の透明感ある光

そして湿気を含んでいるので少し丸みのある感じが常にある。

ですが

パリでは微妙に異なった光になるわけです。

長年日本に住んでいたフランス人の友達が

”日本のあのブリリアントな朝の光が懐かしいわ〜”

と言っていたことがあります。

特に冬の透明感のある朝の光はフランスではない光。

そんな光の中でメイクをしたら、

自ずとチョイスするメイク製品だって変わってきますよね。

それくらい光は

常に
無意識に
私たちに影響を与え、
心理的にも大きく作用してる。

その道のプロがこだわるってことは少なからず、
その部分に本質があるからだと思います。

季節の光、

今いる場所の光 

を感じてみませんか?

きっと意識をすることで
感じること や 気づくこと がたくさんあると思う。

これから梅雨が明けて 夏に突入したら 太陽の光はもっと強くなります。

太陽の位置が高くなり反射律が上がり、
いろんな色をクリアに照らしだします。

だからこそ、夏のメイクは

少し反射のある パール感 や グリッターのあるものを使用すると
馴染みが良くなるし、
少しヌーディーなメイクをしても顔がのっぺりした感じにならず、
ヘルシーな仕上がりに。

季節の料理を楽しむように、

シーズナリーなファッションを楽しむように、

メイクも夏の光に映えるメイクアップを楽しんみてはどうでしょう??

無意識の美意識スイッチが開くと思います。

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