5.cinq. | Make up is fun Beauty is power

June 25, 2020

2020 夏至日食 前後一週間が眠気が止まらない。

インスタでアンケートしたら97%の方がやはり同じ症状。

季節の変わりめ、梅雨というのもあるが
今年の夏至日食はかなりエネルギーの変換期でもあるみたいです。

日食は喪失といったような、心も不安も出てきた人もいるみたいで、

まぁこの症状は自然の摂理で、うまく身体が反応していると
捉えてみてもいいかもですね。

で、

以前取材を受けた雑誌  ”nice things”  で
いい日々 いい習慣という テーマで
私の眠りの前のルーティンを取り上げていただいたのを思い出した。

眠気マックス のエネルギー変換期の今
より快適な過ごしかたインタヴュー記事を改めてまとめてみました。

<<1日の疲れをリセットして活力を生み出さす睡眠>>

良質な睡眠へ導くにはベッドに入るまでの癒しの時間をいかに取り入れるかが大切です。

1日の疲れをリセットしてくれるバスタイムは
入浴剤を使用してその日のコンディションに合ったもの
好きなものを数種類ストックしておくのもオススメ。

いくつかオススメアップしておきますね。

☆ むくみを解消してくれてミネラルを経皮吸収するるバスソルトだと
お気に入りはエプソムソルト。
これは私のレギュラーアイテムです。
お値段も良心的なのでほぼ当番しております。
これに、好きなアロマオイルを数的いれます。

発汗作用ありで、保温効果も高いので冷え性の方にもオススメ。

☆ デトックス効果が高いのはこちらの
CRAYD か フランシラのピートトリートメント どちらもフェイスの
泥マスクとしても使用できます。

この二つかなりデトックス効果が高いため、
入浴後はかなり疲れます(良い意味で)
絞り出された感。あるので
かなりの熟睡ができます。次の日お休みだとか最近身体が重いとか
感じる方はこれでガツンとデトックスバスタイムをされると良いかと。
これはね、30分は最低湯船に浸かっていただきたい。

☆ 癒されたい、包み込まれたい時は
カミツレン薬用入浴剤。(医薬部外品)。きになる症状にほぼ効く優秀なアイテムで、
冷え性、疲労回復、肩こり、荒性、神経痛、うちみ、などなど
何より国産のカモミールのエキスが凝縮(非加熱製法)されているので、
香りがほっこり癒し。

これは心が疲れた時などには優しく包み込んでくれるような
柔らかい湯船と香りに変化してくれます。

こんな感じでいくつかストックしておくと
自分の状態で好きなものをチョイスできます。

ボディーソープはフィナリテのボディソープ。

これは 洗う+マッサージ+肌トリートメント 
が一体となった
アロマ型シャワーオイル。

オーガニックの精油と植物油を配合されていて
香りが贅沢の極み。
この南仏にある古城のオーナーが抽出しているのです。

しかも

洗った後の
肌のしっとり感がかなりあるので
自分を大切にしてる感があります。

バスタイムがボディエステになるシャワージェルです。

それから

とてもオススメなのが
お風呂出る前の冷水30秒

全身くまなく冷水。

顔にも冷水。
首の第7頸椎あたりから背中に冷水シャワーすると
身体の免疫力がアップします。

お風呂から出た後も身体が温かい状態が持続するので
代謝アップも。

これは本当にオススメです。
最初が気合入るけどね。

でも継続するとその良さ実感できます。

入浴後はお気に入りのボディクリームでマッサージ。

マッサージクリーム、
これも数種類あってその日のコンディションで使いわけていますが、
シャンプーもボディークリームまでここでシェアすると
すごく尺が長くなるので割愛します。

マッサージ後はストレッチで完結。

これを毎日やっているか???私が??というと
毎日ではないです。

習慣化すると義務感になり面倒になる時もあるので
その時の気分で取り入れてみることをオススメします。

でここでお伝えしたいのは

自分の今のコンディションを自身で把握するということです。

自分の体調や心の状態に寄り添ったケア(何もしたくないという気持ちも入れて)
を無理ない程度で日常に取り入れてみることが

おのずと習慣化になっていくのかなと。

睡眠の質があげるために有効的なのは
バスタイムだけで無く
ベット横に置く香り。

これも心地よいディフューザーを置いたり
眠りを深くするピロースプレーなどを使用するのもオススメです。
森林浴効果の高い香りを使用すると
森林浴効果(フィトンチッド)で快適な眠りに導いてくれます。

深い深呼吸をしてみるのもオススメ。

ちなみに深呼吸は
吐く時に副交換神経が優位になるので
まず
吐く、それから吸うが大切。

吐くのを8カウント
吸うを4カウントで。

あとは

アイマスク。
これ、オススメです。

遮光性があり適度な圧が眼精疲労にも効きますよ。

シルク生地やオーガニックコットン生地のものもありますが、
機能性で
温めタイプや冷却タイプなどもありますので、
自分に合ったのを使用してみてくださいね。

私は最近は
オーガニックコットンの少し分厚いアイマスクをして寝ています。

良質な眠りから目覚めたら

朝はフレッシュな香りで気分を切り替えて。

美味しいコーヒーはダブルトールカフェの焙煎豆。
最近はこればっかり。
オーナーが知り合いなのですが、
ハワイにコーヒー豆の自社農園を持っていて、
焙煎機もご自身で作られているというかなり
しっかりとしたポリシーをお持ちの探究心の塊。

ここの豆で美味しいコーヒーが自宅でも飲めます。

質の良い眠りは
美容に良いだけでなく、
判断力、集中力、決断力にも有効的です。

また
質の高い睡眠をとっている人の方が
信頼されやすいという論文も出ています。

眠気が続くシーズン、
これを有効に使いたいですね。

色々オススメなど書き連ねてみましたが、

結局、
日々の暮らしのなかで、自分の最適化をちゃんと把握することで
自身のコンディションが決まってきます。

美しさとは表面だけではなくて、
最終的に行き着くのは内面。

生活の中で感じ取るものが細胞にいきわたって内側から発する
艶やエネルギーになる。

メイクはその土台あっての総仕上げ。

かなと。

忙しい毎日でそんなのすべてできない!

かと思います。

私が大事だと思うのは

日常の中には”快”が潜んでいて、それに気づくことが
人生を豊かにするきっかけになるのではないか 

ということです。

季節の変わりめは
眠気がハンパないだけでなく、
反対に
温度変化から寝付きが悪くなったりもします。

どうぞ自分に問いかけて

自分に良い最適化を見つけて

1日1日をお過ごしくださいね。

いい日々 いい習慣

2020年 下半期、
良い1年だったと振り返られるように

日々を大切に

<内なる自分にも言い聞かせてます>

Make up is fun/ Beauty is power

5.cinq.

June 09, 2020

6月に入りましたね。

今年は海外は無理なのかぁと、曇り空を眺めながらの回想。

シャネルの時は毎年6月と11月あたりの大きなコンベンションがあり、
パリへ全世界シャネルのトレーナーマネージャーやアーティストが集結します。

私もエグゼクティブメイクアップアーティストとして毎回参加しており、
年2回のこの大きなコンベンションで全世界の同僚と顔合わせができる機会。

主催者側はパリ本部。
毎回趣向を凝らした内容で、次年度の方針や
専門分野の見識を深めるレクチャーなどなど
様々な内容で構築されています。

参加者も多いに楽しめる内容で、かつラグジュアリー。

そんなたくさんのコンベンションの中から、
今日はドーヴィルで行われたコンベンションをご紹介しますね。

ノルマンディ地域にあるドーヴィル。
これは皆さんもご存知かと思いますが、
フランスの高級保養地。
ブルジョワ階級が休暇を過ごす場所。

そこにシャネルは1913年 シャネルのブティックをオープンさせます。

そんな歴史になぞられて、
コンベンションが行われたのがドーヴィル。

宿泊とコンベンションルーム場所は5つ星
HOTEL BARRIERE LE ROYAL DEAUVILLE


フランス人の同僚は幽霊が出るくらい古いホテルだって
シニカルなことを言っていたけれど、
確かに、とても重厚感のあるホテルでした。

このホテルを拠点に
ミーティングやプレゼンテーションがおこなれるのだけと、
中でも面白かったのが、

チームビルディング体験。

これはアットランダムに分けたグループで
ドーヴィルの街中に隠してある質問を探し当て、
それに答えていくという、
コミュニケーションとシャネルの文化を体得しながらの

チームビルディング。

街中のあらゆるところに、
シャネルに関する質問が隠されていて、
1早くゲームを解いたチームが優勝になります。

なので、みんなすごい勢いでドーヴィルの街中を走り回る
という、
知らない人が見たら、
集団で、しかも結構シャネルな服装でめっちゃ走る集団。
かなり不思議な光景だったかも。

質問内容はすっかり忘れてしまったけど、
私達のチームは優勝し、
喜び舞い上がっております。

確かプレゼントは
非売品のシャネルの本だったような。

持って帰るの大変なんだけど・・・
置いて帰ろうかな
ってその頃は、猫に小判な状態だった私。ですが、

ちゃんと持って帰ってます。
アトリエにありますので、興味ある方は
ご覧くださいね。

ドーヴィルにゆかりのあるシャネルなのですが、
映画『ココ・アヴァン・シャネル』の撮影に使用された屋敷もドーヴィルにあります。

このお屋敷にも質問が隠されていて、
ゆっくり見たいのに、次の質問を解きに行かなければならず、
駆け足で終わりました。。。

とても素敵なお屋敷でガイドツアーもできるみたいなので、
ぜひ行かれた際には見学してみてくださいね。

ホテルから少し歩くと
そこは避暑地ならではの海岸があり、
美しいアールデコの更衣室が連なっており、
ここには俳優、女優さんの名前が刻印されています。

ちなみにシャネルはここの海岸から、インスピレーションを受けて
マリンストライプやベージュ(砂の色)をモードに落とし込んだと
言われています。

美しく、少し寂しい感じもするドーヴィルは
貴族的なスノッブさを持ち合わせて
とても品の良い街。

しっとりと優雅に過ごすのにはぴったりかと。

大人な避暑地ですね。

またドーヴィルは馬でも有名な場所。

ノルマンディ地方では
4年に1度の世界馬術選手権が開催され、
数多くの
由緒正しき乗馬クラブがたくさんあります。

ドーヴィルの乗馬のハットと
シャネルが初めてオープンしたブティックは
帽子のブティックだったので、

その時のコンベンションのドレスコードは帽子でした。

なので、写真にはみんな帽子をかぶっているのです。

(有名な乗馬クラブでコンベンション&パーティー)

このようなシャネルのマーケティングプランは
フランス、ヨーロッパで各地で
行われています。

この避暑地全体を使って
チームビルディングをするシャネルって
シャネルという所以なのかもしれません。

こういうのはなんですが、

私はシャネラーでもなんでもなく、
シャネルに憧れていたわけでもなかったので、
いつも少しシニカルに
物事を見ていたように思います。

なので、当時は
よく理解できなかったことが結構あったように思います。
なぜなら
シャネルの世界はとても抽象的だから。

ですが
時を経て今は理解できることがたくさんあります。

その時に感じたこと、
見たこと、
理解できなかったことも、
時間を超えてわかる時がある。

必要な時に。

今はその時に体験、学んだことが
かけがえのない財産になっていると感謝してます。

(当時の日本法人社長コラスさん MERCI MERCI MERCI)

で、

ラグジュアリって何だって
いうことは
ビジネスでも
追求されていたり
議題になったり
コンサル内容に反映されたりするのですが、

ラグジュアリとは

奥行き感であり、

時であり

卓越した技術であり

探究心であり

独自性であり

革新であり

ストーリーである

ではないかと。

このようなことを
シャネルは継承していて
それをシャネルスタッフに
体験や仕事通じて刷り込み、
ラグジュアリーブランドという
巨大な組織にしているのではないだろうかと
思うのです。

だから、
結構シャネル入社して間もない人とかでも、
これってシャネルっぽいとかシャネルぽくないとか
なんとなく
雲をつかむような抽象的なことを言う人が結構いた。
抽象的すぎてその人のフィルターの方が圧倒的に大きいのでは?

私はそれにいつも違和感をがあったのですが、

今思うとそれはそれで良いんだと。

その人のフィルターを通しても
ラグジュアリは
ロジカルではない
少し曖昧で
物語的なものだから。

美しい物語が紡ぎ語り続かれるよう、
ストーリーがあり
それを発信していくことで
そのブランドのイメージとして
個人のフィルターを通じて
落とし込まれていくのだから。

先に挙げた
7つをバランスよく
構築し
ラグジュアリとは出来上がるのではないでしょうか。

これって人もそうですよね。

これからは個の時代って
よく言われるけれど
自分の価値は自分で作っていかなきゃならないわけで

その価値(ラグジュアリ)どのように
形成していき
鍛錬していくかは

この7つではないかと。

なかなか、客観視して自身を構築するのは
難しいですね。

イメージばかり先行して
中身が追いついてないのはハリボテになる。

しっかりと中身の構築を日々鍛錬し
構築して
自分にしか描けない
ラグジュアリを形成する。

そんなシャネル回想録とラグジュアリの考察

Make up is fun/Beauty is power

5.cinq.