5.cinq. | Make up is fun Beauty is power

April 19, 2020

今の状況を鑑みると、コロナ前と比べてメイクアップをしてない方が8割ではないだろうか・・・

人と会わない生活とマスク着用が余儀なくされている状況が続いている。

コロナ状況化の中で今後明らかに価値観、ライフスタイルが大きく変わってくるのは
間違いがないことで、
5Gがスタートし、
よりソーシャルネットワークでのコミュニケーションの幅が広がる。

ネットでのコミュケーションもナンなら自分の顔ではなく、
自分のアバターでも良いわけであって・・・・

リアルアバター。

少し綺麗な自分アバター

ソーシャルな場、いわゆるネットワークでの自分は、
リアル少し綺麗アバターでも良いわけですよ。

自分は素顔で髪ボサボサでも、
自分のリアルで少し綺麗アバターがいればそれでこと足りる。

そうなるとメイクアップ離れがますます加速しそう。

メイクアップという
紀元前3500年前から続いた文化的行為が
将来なくなってしまうのでしょうか・・・・?

メイクアップを生業としている私としては、
それを想像するとなんとも言えない気持ちになる。

果たして無くなってしまうのか、

それとも違う形へ昇華するのだろうか・・・

はっきりわかるのは
今までと同じ状態ではなくなるということ。

歴史で紐解いてみると、

例えば白粉。
産業革命前は貴族やブルジョワ階級だけのもので、
さらには
体に良くない毒を含んだ白粉が、使われていた。

それが産業革命後、
一気に白粉が民衆に広がった。
しかもより安全なもので。

イノベーションが進んだことで、
品質の改良や、価値感が変わったのもこの時代。

この大きな時代の流れの中で、
化粧というものが今までの概念から
異なる位置付けや、
異なるアプローチで
女性に届くようになったのは事実。

現在に戻すと、
コロナという大きな時代の流れで、
メイクアップを今までのように女性は普通にするだろうか?

もちろん販路は大きく変わってくるかと思います。

ECサイトはさらに辺り前になったのは間違いないわけで、

ソーシャルコミュニケーションだって、
オンラインで会話や飲み会なんかも
結構楽しめるじゃん。
ってなると、

メイクアップもしなくてよくね?
なんかアプリで加工して ZOOM会議 とか ZOOM飲みすればよくね? 

すっぴん、あ〜楽。
 
みたいな。

そんなこと思ってたり、考えたりすると思います。

メイクアップ、化粧の行く末、一体どーなるの?
アフターコロナ、メイクアップどーなる????

ここは私なりに、
調査したり勉強したり、自分の経験から申し上げますとね。

コロナあろうが、なかろうが、
メイクアップをしない、緊張感のない生活はブスになる。

ということです。

これはどういうことかというと、
もっと生物学的、心理学的 観点から考察いたしますね。

メイクアップをするということは自分に触れるということ。

まず、
スキンケアをして肌コンディションを整えて、
それからメイクアップをする。

少しマニアックなお話になりますが、

手、

特に、指の腹にはケラチナサイトという神経伝達細胞の受容体があり、
この高度な情報処理システムが脳に刺激を与え、
自身の状態を知るのです。

そして触れる顔は、
触られている感触を脳で認識することが、
身体の他の部位よりも高い。

この相互作用により自身の今を知ることができるます。

スキンケアは今の自身のコンディションを知り、
癒すという効果もあります。

メイクアップというほどこす行為は、
自分自身の認識 と テクニックという技巧的な作業が
適度な緊張感を与え、脳を活性化する行為になります。

メイクアップという行為が
自己認識高まらせ
自信が持てたり、コミュニケーションが円滑になる
アクションの一つになるのです。

スキンケア と メイクアップ の二つのステップを行うことで、
毎日の自分のコンディションを知り、
メイクアップで自己認識を高めることができるのではないでしょうか。

太古から人は施してきたのです。

男性も女性も化けてきたのです。

手を変え品を変え、価値観を変え、発信ツールを変え、

今なお変わり続けている。

ただ触るという行為、
触感という感覚と知覚、
それによる心理的作用は変わらないのではないでしょうか・・・・

私たちがエイリアンにならない限り。。。

まぁエイリアンも地球には存在しているということもありますが、
そこは置いといて。。。

だから、

自分自身をより良いコンディションに高めていく、安定させていく、
外見的にも心理的にも。

その行為、
その作業が
メイクアップなのです。

メイクアップの技術は脳を活性化するのです。

そんな風に捉えてみると

化粧というものが ずっと人類に寄り添い、文化となり、
追求されていた所以の断片が納得できたりします。

コロナでメイクアップから遠ざかっている、みなさま。

アフターコロナの時に気付いたら、
しまりのない自分になってたっていうことにならないように、
ルーティンメイクアップをしてみてくださいませ。

ワンポイントでもいいのでね〜。 

参考文献:皮膚感覚の不思議『皮膚』と『心』
     の身体心理学 講談者

    :ヒト指腹部と触覚受容器の構造と機能 文献

    :顔の文化誌 東京書籍

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